★ラップスチール/スチールギター
膝に載せ、スライドバーを使用して弾くスティールギターです。カントリーミュージックにはよく使われていますね。このように小型でシンプルなものをラップスチールといいます。
これに、チェンジャーと呼ばれる弦の音を変化させるペダルと、膝で調整するニー・レバーを付けたものがペダルスチールです。
ペダルスチールは本格的で慣れるのに時間がかかりますが、ラップスチールは、いわばスライド・ギターを寝かせただけの小型でシンプルなものなので、ギター弾きが比較的チャレンジしやすい楽器ではないでしょうか。
ピンクフロイドのデヴィッド・ギルモアが使用しているのでも有名です、結構ロックシーンでも登場してきますね。
アコギのアンサンブルですと、どうしても伸びる音を出す楽器がほしくなります。トラディショナルな組み合わせでは、アイリッシュの「フィドル(バイオリン)」や「ティン・ホイッスル」「アコーディオン」などでしょうか。通常のポップスで使用するのなら、なんでもいいのですが、やはり長く伸びる音の楽器は欲しいですよねえ。
で「どんなものか、練習してみようかな」と、超安物、日本製のラップスチールを購入してみました。オモチャだろうけど練習用だと決め、期待もしませんでしたが、意外や音がしっかりして図太く、ノイズもまったく出ない、というすぐれものでした。たまに引っ張り出して、ちょこっと使用の私にとっては充分だと思ってしまいました。
★こんな歌に使って見ました。
まったく本格的に弾けていませんが、音の存在感は分かって貰えるのではないでしょうか。こうしてディストーションをかけずに、ボリュームペダルをつけ、通常の歌のバックにも、ストリングス変わりにコードトーンを後ろに流したりしても、ガラッと雰囲気を作ってくれます。あまり登場はしてこないですが、何かの時にはありがたい、お助けマンではあるのです( ^ω^ )。